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洋画に相次ぐ「復活・続編版」
ハリウッドに「ネタ」不足/手堅い興収狙うもジリ貧
米ハリウッド映画の「復活版」「続編版」が続々と公開され、映画業界はPR合戦に熱が入っています。
29日公開のアクション映画「ダイ・ハード4・0」の場合、主役のブルース・ウイリスが12日に東京都新宿区の
新宿パークタワーで来日会見、15日には大阪市中央区のYES NAMBA広場で映画の場面を再現した
オブジェを使ったイベントなどを行いました。洋画の「復活版」「続編版」が今多いのはなぜでしょうか。
16年ぶりの米映画「ロッキー・ザ・ファイナル」(4月公開)や12年ぶりの「ダイ・ハード4.0」、
「スパイダーマン3」(5月公開)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(5月公開)など2007年は、
人気作品の「復活版」「続編版」がめじろ押しです。
「ダイ・ハード」シリーズは、第1作「ダイ・ハード」(89年公開、興行収入18億円)、第2作「ダイ・ハード2」(90年公開、
51億円)、第3作「ダイ・ハード3」(95年公開、72億円)と続編が製作されるごとに興行収入が増えており、配給元の
20世紀フォックス映画(東京都港区)は「最新作で80億円突破を目指す」と力が入っています。
このような「復活版」「続編版」が続く裏には、ハリウッドが企画枯渇化に悩まされている現状があります。
ここ数年、ハリウッドでアジア映画が見直され、香港映画「インファナル・アフェア」を元に、「ディパーテッド」など
「リメーク版」も多く製作されていますが、やはり顕著なのは以前ヒットした作品の「復活版」「続編版」です。
第1作でつかんだ観客を劇場に戻すとともに、新たな世代を呼び込めるからです。ブルース・ウイリスも会見で
、「新作は、親子で劇場に来てほしい」とメッセージを送るほどです。
>>2に続きます
ソース ~FujiSankei Business i なるほど講座~
URLリンク(www.business-i.jp)