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「映画はひとつもヒットしないんだよ」―。“世界のキタノ”こと北野武監督(60)がワイドショーで
こうぼやいていた。今月2日公開の「監督・ばんざい!」の興収も、“後輩”松本人志監督の
「大日本人」に大きく水をあけられているから、余計、残念な思いだろう。
そんなビートたけしに「監督よりも、役者に専念した方がいいのではないか」という声が上がっている。
実際、たけしはテレビ朝日のスペシャルドラマで主演する予定だ。
「たけしは松本清張原作の『点と線』に刑事役で出演します。共演者は柳葉敏郎、平泉成、本田博太郎ら。
脚本はNHK大河『利家とまつ』の竹山洋で、監督は元日テレの石橋冠です。
完成度の高い本格派ドラマになると思います」(テレビ関係者)
テレ朝は米倉涼子を起用して清張シリーズ3部作を放送した。
しかし、米倉の清張シリーズは店じまいすることを決めている。
そこで、今度はたけしに白羽の矢を立て、より骨太な清張ドラマを制作しようとしているのだろう。
「『点と線』の放送は今秋か来年冬で、2日間にわたって計4時間の放送になる予定。
“俳優・ビートたけし”を主演にするのは、テレ朝の意欲の表れでしょう。たけしは3年前、
日テレで同じく清張作品『鬼畜』に出演しているし、8年前にテレ朝の『兄弟』に出演した時は、
25.5%の高視聴率を稼ぎました。局としてはかなり期待しているはずです」(前出・テレビ関係者)
“役者・たけし”がどこまで見せてくれるか。
【2007年6月13日掲載記事】
[ 2007年6月16日10時00分 ]
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