07/06/15 18:11:50 0
視聴者はCMに何を求めているのだろうか。画面から目が離せなくなるような
「楽しさ」や、商品の魅力を適確に表現した「情報の確かさ」であることは
もちろんだが、1本の“映像作品”として捉えたときに、記憶に残る“何か”が
含まれていることも近年の大きな要素だといえるだろう。
(中略)
一方、このところ増え続けているのが「豪華さ」をテーマにしたCM。
1人のタレントに絞り込まず、複数のトップスターを起用して才や美を競わせる。
そのインパクトが商品のアピールにつながっていくというものだが、仲間由紀恵や
柴咲コウらの共演で話題となった2004年の「ポッキー」CMによって勢いを得た
このスタイルは、その後、資生堂の「マキアージュ」「uno」「TSUBAKI」、さらには
明治製菓「XYLISH」、au by KDDIなどへと広がり、映像を華麗に見せている。
そして、その最新バージョンとして登場したのが、NTTドコモが打ち出した
新カテゴリー“2.0”をアピールするキャンペーンCMだ。6月度CM好感度ランキング
(F1F2総合)で1位になった本CMは、妻夫木聡や長瀬智也、蒼井優など、
旬の俳優陣がフラッシュバックで登場してくる構成は、見る側に大きな期待感を
植えつける。
だが、このCMの“キモ”はそこにとどまらない。「ティザー」篇の冒頭に
打ち出された“さて、そろそろ反撃してもいいですか”というコピーが極めて
扇情的でありドラマティックなのだ。「楽しさ」や「豪華さ」「癒し」とは明らかに
異なる「刺激」というキーワードがここには含まれている。モニターのほとんどが
このコピーに反応したという結果からも、視聴者がCMにある種の「刺激」を
求めていることは疑いようのないところといえる。
TITLE:-ORICON STYLE-
URL:URLリンク(www.oricon.co.jp)
URLリンク(www.oricon.co.jp)
関連
【CM】ドコモの「そろそろ反撃」CM、評判最悪
スレリンク(mnewsplus板)