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女優の戸田恵梨香(18)が、来年公開の日台合作映画「闘茶 Tea Fight」(ワン・イェミン
監督)で本格アジア進出を果たすことが10日、分かった。台湾人の同監督が「日本にこんな
才能を持った女優がいたとは!」とほれ込み、戸田ありきで製作した作品。初の合作映画に
挑む戸田は「言葉の問題など不安はありますが、台湾でのロケが楽しみです」と気合を入れている。
フジテレビ系ドラマ「ライアーゲーム」(土曜11・10)の女子大生役で人気爆発の戸田が、
“アジアデビュー”を果たす。しかも台湾人監督のお墨付きでの抜てきだ。
きっかけは2年前。米中合作映画「グリーン・デスティニー」(2000年)の助監督だった
ワン監督がアジアを舞台に中国茶をテーマにした物語を作ろうと考えていることを日本の
製作会社が知り、当時、フジ系ドラマ「エンジン」の孤児役や「ビクター・甲子園ポスター」などで
人気上昇中だった戸田を監督に紹介した。
来日して戸田に会った監督が、「今から私にあなたの最も悲しい物語を語ってください。
物語を語っている間、あなた自身を、その雰囲気の中に入り込ませてください」と注文した
ところ、戸田は、「グリーン-」でミシェル・ヨー(44)やチャン・ツィイー(28)の演技を見てきた
監督の目すら驚かせる演技を熱演。
ワン監督は「1分後、戸田さんの表現してくれたものは私の予想をはるかに超えたものでした。
このような表現ができること自体、なかなかないですが、当時16、17歳だった彼女は、
それをまったく見知らぬ外国人の前でやってのけたのです」と絶賛し、その後2年間、戸田が
出演する日本の映画やドラマを逐一チェックしながら、主人公の姿を戸田にダブらせて台本を
練り上げていったという。
撮影は秋とまだまだ先だが、戸田は「合作映画はもちろん、外国の方とお仕事をするのも
初めての経験なので、言葉の問題など不安はありますが、今から楽しみです」と気合十分。
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台湾人監督のお墨付きをもらい、アジア本格進出を果たす戸田恵梨香
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