07/06/08 11:19:41 9taTa3LK0
中田(英)について書きたい。彼の今大会にかける思いはすさまじかった。
もしかしたらテレビでは伝わらなかったかもしれないが、スタジアムで見ている限り、
「この身が消えてなくなってしまっても」というぐらいの執念を感じた。3試合を通して一番走っていたのは彼だ。
ボールのあるところに顔を出し、プレスをかけに行き、孤立するチームメイトをサポートしに行き、
スペースがあれば裏へと飛び出し、ほかの選手のカバーにまわりと、どこまでもやり通したと思う。
たしかにこの試合でもイージーなミスもあった。決定的なプレーは出来なかったかもしれない。
でも誰よりも戦っていた。死力を尽くしたクロアチア戦、あのすべてを焼き尽くすような暑さの中、
最後の時間、足が運べなくなるヒデをはじめてみた。そこまで追い込んだヒデがたった3日で完全に回復したとは思えない。
だが最後の最後まで戦った。足を引きずりながらも止まることをしなかった。
98年から3大会連続ですべての試合で戦った彼は、今あるすべてを出し尽くした。
100%戦うということとはどういうことか本当の意味で教えてもらった気がする。心の底からヒデに感謝したいと思う。
相馬直樹
ゲンダイの釜本のコメントなんかよりこちらの方が遥かにに美しい。