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「週刊少年ジャンプ」といえば、ひと頃は“読んでいない男の子はいない”というほどバカ売れしていた。
その「ジャンプ」が売れまくっていた昭和59年、「きまぐれオレンジ★ロード」というラブコメ漫画の連載がスタートした。
テレビアニメ化もされたこの作品を描いたまつもと泉さん、最近、新作を発表していない。今どうしているのか。
まつもとさんに会ったのは、小田急線生田駅から車で5分のマンション。
「やっと体調が良くなり、社会復帰して漫画に取り組める状態になりました。
去年あたりから、この仕事場に毎日のように、お昼頃に出てきて仕事をしています」
体調ウンヌン、というのは8年前に突然体調を崩し、ずっと闘病生活を送っていたことを指す。
「そもそも徹夜しただけで熱を出したりして、体は弱かったんです。それが8年前、急に頭部から
首筋にかけてじんましんが出て、徐々に頭痛、首や肩、背中、腰の凝り、倦怠(けんたい)感、
視力障害……といろんな症状がドーッとやってきた。それで皮膚科や内科に行ったんですけど、
原因はちっともわからない。全国のありとあらゆる科の病院を転々とするうち、不眠や処方された
薬のせいもあり、精神的にもおかしくなっていっちゃって。ついには病院へ通う気力もないほどの
うつ状態になり、6年前から約3年、引きこもっていたんです」
3年前、姉が脳脊髄(せきずい)液減少症についての新聞記事を見せてくれたのがきっかけで
脳神経外科の専門医にかかり、ようやく病名がハッキリした。
「脊髄から髄液が漏れて、いろんな不定愁訴を起こしていたのです。4歳のとき、大きな交通事故に
遭ったのが遠因で、ハードな生活によるストレスや疲れのせいで傷口が一気に開いたんじゃないか、
ということでした。自分の血で傷口をふさぐブラッドパッチという治療を2度受けただけで、
だいぶ良くなり、今は薬もほとんど飲んでいません」
復帰第1作は、この間の闘病記を「楽しく読める漫画」に描き下ろし、三五館から出版の予定だ。
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