07/06/02 15:51:07 0
NTTドコモがテレビで盛んに流しているCM、「そろそろ反撃していいですか?」
の評判が悪い。評論家、大前研一さんは自身のブログで、経営者の視点から
「私がドコモの社長なら、今回の広告を作った人を解雇する」とまで言い切っている。
毎日新聞もユーザーの視点から、「端末の機能やサービスの説明が消費者に
伝わっていない」と批判的に書いている。個人のブログを検索しても評判は
最悪なのだ。
番号ポータビリティ実施後に「一人負け」となったドコモが、巻き返しを図るため
「ドコモ2・0」をキャッチフレーズに作られたのがこのCMだ。ライバルの「au」のCMに
出ていた俳優を含む人気のタレント8人を起用し、CMの本数は前年の3倍という
力の入れようなのだ。「ドコモ2・0」のケータイ「904i」シリーズは07年5月25日に
発売されたが、CMの評判はというと、かんばしいとはとてもいえず、毎日新聞は
2007年6月1日付でドコモのCMに対する疑問を投げかけた。
大前さんにいたってはさらに厳しい。ブログ「ニュースの視点」07年5月18日付けで、
こんなことを書いている。
「ドコモの経営陣は、このタイミングで経営者としては絶対にやってはいけない
マーケティング上の重大なミスを犯しました」
それが、「そろそろ反撃してもいいですか?」のキャッチコピー。
「つまり、大々的な広告は打ったが、買う人はいなかったという最悪の結果に
つながる危険性が高いと私は思います」
「もし私がドコモの社長なら、今回の広告を作った人を解雇するでしょう」
と噛み付いている。
ブログではどんな反応なのか。07年6月1日に書かれたものを検索すると、
やはり批判的な記事が並んでいた。
「『そろそろ反撃してもいいですか?』って?勝手にしてください(笑)」
「あのCMはウザい!金かけりゃいいって感じで印象が悪い」
批判をしているブログに共通しているのは、「ドコモは何様?」。
巨額の宣伝費を使って、新製品をアピールしているが、上から目線の
自己満足感が漂い、けたたましく、消費者を無視しているようで鼻につく、
という感じだ。
TITLE:J-CAST ニュース
URL:URLリンク(www.j-cast.com)