07/06/02 07:04:50 0
2―0の勝利でもオシム監督は納得できなかった。会見の席で口をつく言葉は不満ばかり。
名指しで批判したのがMF中村憲だった。後半9分、右の駒野から中央でパスを受け、
ペナルティーエリアのやや外側からシュートを放ったが、ボールは大きく枠外にそれた。
指揮官はその直後にペットボトルを投げ捨て、タッチライン沿いまで飛び出して声を荒らげた。
「脇にフリーの選手(山岸)がいるのに、ゴールのはるか上のシュートだった。新聞の1面や
テレビで取り上げられるのが頭にあったのかもしれない」。
合宿では直接、中村憲に指示を飛ばすなど、期待しているからこそ“個人プレー”が
許せなかった。中村憲はサイドチェンジで2点目を演出し「駒野がいい上がりをしてくれた。
クロスと(高原の)入り方は質が高かった」と手応えを口にしたが、指揮官はプラスよりも
マイナスの方が気がかりだった。
不満はチーム全体にも及んだ。「パスミスも多かった。パスのスキルの低さ、タイミングの悪さ。
手数をかけすぎるし、私物のようにボールを長くキープしている。もっと直さないと、
いいチームにはならない」とイラ立ちを隠さなかった。
1カ月後には3連覇がかかるアジア杯が待ち受ける。「きょうは2ボランチだったが、1人で
任せられる選手がいない。そこからクリエーティブなプレーができる選手を探している」。
指揮官の求めるサッカーは限りなくハードルが高い。
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◆オシム監督が怒っていたと報道陣から聞き、苦笑いのMF中村憲(川崎)
「ボクのことだと思います。2本外したので、オシムさん怒ってましたね…」
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後半途中交代した中村憲(左)にアドバイスするオシム監督
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