07/05/10 06:24:39 0
故黒澤明監督(享年88)の代表作「生きる」(1952年)が、松本幸四郎(64)主演で
初めてドラマ化される。テレビ朝日で今秋放送。胃がんで余命が少ないことを知った
主人公が人生を見つめ直し、市民のために小さな公園を造るヒューマンドラマ。
幸四郎は「団塊の世代へのメッセージ、エールのつもりで演じています」と語っている。
20世紀を代表する作品と言われる映画「生きる」が、21世紀にドラマでよみがえる。
幸四郎が演じる主人公は市役所課長。単調で無気力な毎日を過ごしていたが、
胃がんで余命が少ないと知らされる。「自分の人生は一体、何だったのか」と考えた末、
市民のための小さな公園造りに情熱を注ぐというストーリー。
映画では、主人公・故志村喬氏(享年76)の演技が絶賛され、公園のブランコに
揺られながら「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは、日本映画史上の名場面として
語り継がれている。
今回のドラマでは、登場人物はほとんどオリジナルのままだが、時代背景を現代に
置き換えた。
公開から56年目の今、リメークする理由について、内山聖子プロデューサーは
「一斉退職する団塊の世代の方々に、どう余生を“生きる”のかを問いかけ、人生を
見つめ直すきっかけにしてもらいたかった」と説明。キャスティングについては
「転機を迎えた後、精力的に生きる主人公には、静かな中にも鬼気迫るものを
感じさせる幸四郎さんがぴったりだと思った」とする。
4月26日に撮影がスタートし、クランクアップは今月下旬を予定。幸四郎は「“生きる”は
名作であり完成品。これを模倣してもとても追いつけない。謙虚に演じたいと思っています」
と抱負を語り「特に見ていただきたいのが団塊の世代。団塊の世代の方へのメッセージ、
応援歌、エールのつもりで演じています」とコメントしている。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)