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大相撲の大関・栃東(30)=玉ノ井=が現役引退することが28日、分かった。
5月7日に父親で師匠の玉ノ井親方(元関脇・栃東)とともに会見し発表する。
栃東が脳梗塞で引退する。この日、24日から頭部と内臓の精密検査のため入院していた都内の病院を4日ぶりに退院。
東京・足立区の玉ノ井部屋に戻り「けがなら気力を振り絞って頑張ろうという気持ちになるけど、けがじゃないからね。
すべては5月7日に話すから待っていてください」と、話すにとどまった。
引退の理由は高血圧による脳梗塞。春場所を途中休場し、大阪市内の病院での検査で、
過去に左頭部に脳梗塞を発症していたことが判明した。
以後、今回の検査入院を含め都内の病院で3度も精密検査を行ってきたが、
2度目の検査を終えたときに玉ノ井親方はスポーツ報知の取材に、「脳梗塞の跡は残っていた」と完全に回復していないことを明言。
脳の血管が詰まることで起きる脳梗塞は、一度発症すると血液を正常に流れることを目的とした適切な治療を受け続けなければ、
新たな場所で起きる可能性が高いという。
今回の検査で脳梗塞の跡が消えていない栃東には、なおさら再発の危険は高い。
太ることを要求される力士は血圧が高くなる可能性が大きいため、現役を続けながら脳梗塞の治療を続けることは事実上、不可能。
土俵に上がり続ければ今度は生命の危険にさらされることになる。こうした状況から主治医は現役続行が難しいと判断。
栃東と玉ノ井親方は進退に関して医師の診断に従うことを表明している。
過去、2度も関脇陥落を経験しながら不屈の闘志で大関復帰を果たした栃東だったが病魔には勝てなかった。
引退を決めたのは部屋の後継問題もある。玉ノ井親方は2年後の09年9月3日に65歳の定年を迎える。
その後は息子の栃東が引き継ぐことは内定している。
日本相撲協会の規定で大関は引退後、3年はしこ名のまま協会に在籍できるため今、
引退しても親方の定年と同時に部屋を引き継ぐことが可能だ。
脳梗塞を抱えながら強行出場を続け、万が一の事態が起きれば部屋の存続も危うくなる。
いずれにしても、すべては5月7日に栃東自身が明らかにする。
(一部略)
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