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Ｊ１第７節最終日は２２日、２試合が行われ、大分は横浜に０―５、磐田もＧ大阪に
２―５で大敗した。日本代表の川口能活（３１＝磐田）、Ｕ―２２日本代表の西川周作
（２０＝大分）の正ＧＫ２人で１０失点というお粗末な結果に、横浜―大分戦を視察した
日本代表のイビチャ・オシム監督（６５）も頭を抱えた。
一方的な展開となった横浜―大分戦を見届けたオシム監督は、報道陣の姿を見つける
と自ら切り出した。「きょうは加藤ＧＫコーチに聞いてください」。
Ｕ―２２日本代表のシリア遠征から２０日に帰国したばかりのＧＫ西川が強行出場むなしく、
自己ワーストとなる５失点。時を同じくして、万博では日本代表ＧＫ川口がＧ大阪相手に
リーグ戦自己ワーストタイとなる５失点を喫した。Ａ代表２人、しかも、各世代の正守護神が
合わせて１０失点とあって、指揮官もさすがにあきれかえった。
「ＧＫは１人で守っているわけじゃない。ついていない日だった。こういうことがあるからと
いって、毎回、代えるとＧＫがいなくなる」としたが、胸中は穏やかではない。
「ＧＫが悪い場合には話し合ってはっきりさせた方がいい」ともつけ加えた。
また加藤ＧＫコーチは「Ａ代表と五輪（のキーパー２人）で１０ゴールされていますから
監督からプレッシャーをかけられました」と明かした。試合ではチーム力の差が出たとはいえ、
アジア杯や五輪予選に不安を抱かせる結果となった。
「前半の入り方が悪く、ミスでやられた。自爆した形」（西川）「試合の入りがひどかった。
集中力も声も動きもなかった」（川口）と話したように、ともにチーム全体の出来の悪さに
引きずられたのも確か。ただ、コーチングなどＧＫがやるべき仕事はセーブ以外にもあり、
反省すべき点は多い。西川は次節でこの日、川口が５失点を喫したＧ大阪と対戦する。
「５点も取られたのは自分の力不足。次の試合は注目されるだろうし、勝てばアピールにも
なる」と汚名返上を誓っていた。
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