07/04/20 23:59:05 0 BE:991680588-2BP(111)
ポスト反町を急ピッチで準備中－。
五輪代表の反町ジャパンは多くの課題を残しながら2次予選を突破。
しかし日本協会・川淵キャプテンが｢このままでいけば最終予選突破は難しい｣と
口にするほど前途は多難だ。
8月22日に開幕する最終予選の組み合わせ抽選は6月中に行うことが決定。
開幕戦で敗退しようものなら反町監督は土俵際に追いつめられる。
だがポスト反町に限っていえば、なぜか人材難というのが日本協会の｢定説｣だった。
けれどもこの日、新年度初の協会理事会に元日本代表監督の岡田武史氏が
協会特認理事として初出席。｢理事の皆さんの前であいさつをしました。これまで現場ばかりで
理事会は初めて出たので大変そうでしたよ｣と岡田氏を兄貴分と慕う田嶋幸三専務理事に
とって心強い援軍である。
五輪代表といえば暗黒時代から28年ぶりにアトランタ五輪の出場権を獲得した
代表チームの主将だった前園真聖氏も、この日からスタートした｢JFAこころのプロジェクト｣で
小学生の前で公開授業を行い｢夢はJリーグや世界にでる選手を育てること｣と訴えた。
シリア戦のTV解説では｢後半は全く別のチームになっていた｣と反町ジャパンの弱点を指摘。
“モノ言う”解説者だ。
岡田氏の今後は｢現場(代表チーム)を手伝ってもらうこともあると思う｣と田嶋専務理事。
前園氏も｢こころのプロジェクト｣メンバーから協会入りも十分ありえる。
『岡田監督－前園コーチ』で北京五輪を目指せば野球の星野ジャパンに対抗できる。
停滞する組織には人事異動というカンフル剤が必要だが日本代表にもあてはまる。
(編集委員・久保武司)
(夕刊フジ 4月20日発行分より書き起こし)