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【ダマスカス＝市川高子】
北京五輪２次予選突破に王手をかけた反町ジャパン（Ｕ－２２）は１３日、第４戦
シリア戦（１８日）に向け、現地入りした。１６時間の長旅を終えた７時間後の
午後５時（日本時間午後１１時）から２時間、当地のファエハトレーニングセンターで
実戦形式を含めた猛練習を行った。すべては最終予選を見据えたもので、それは
選手も承知。チームカラーまで変えようとしている。
ダマスカス到着時の気温は２５度。そして、練習が終えた午後７時には、コートを
羽織っていても寒さを感じる５度まで急激に下がる。
「午後１１時までは寝てはいけない」という“反町指令”が出ており、時差に加えて
選手は寒暖の差とも戦うことになった。
だが、疲れの色はない。むしろシリア入り後、なぜか選手はイスラム教のモスクを
思わせるような黄金色に輝いていた。
茶髪の選手が増えたのだ。今回初選出された日本人得点王ＭＦ菅沼（柏）をはじめ、
久々のメンバー入りとなったＤＦ細貝（浦和）。さらに主将ＤＦ伊野波も黒から茶髪へ。
１９選手の内訳は、平山擁する黒髪軍団が７人に対し、茶髪は何と１２人もいる。
「春だから。せめて色でも変えて明るくしようとしているんだよ」と、ある選手は
その真意を説明する。
内容はともかく予選３連勝と快進撃中の反町ジャパン。だが、「ピチピチ感がない」
（日本サッカー協会・川淵キャプテン）と、チームのイメージはよろしくない。
それを払拭（ふつしよく）するために、選手のイメチェン対策というわけだ。
ちなみにスタッフは江尻コーチを除いて黒髪派。反町監督も北京五輪の金メダル獲り
宣言とばかりに、髪の毛を黄金色に変えてみては…。
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