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神宮の杜が佑ちゃんフィーバーに包まれた。早大・斎藤佑樹投手（１年）が登板した１４日、
神宮球場には、ハンカチ王子の公式戦初登板を一目見ようと徹夜組を含め、午前開門前に
１００人以上のファンが行列。最近５年で最高となる１万８０００人が訪れ、あらためてその人気の高さを示した。
東京六大学の試合放映権を持つ日本テレビも、次回登板が予想される２８日の早大-法大の
地上波放送の検討に入るなど、甲子園の星から神宮の星となった佑ちゃんはさらに輝きを増している。
佑ちゃんの登板試合について、放映権を持つ日本テレビが、“地上波完全生中継”に向けて動きだした。
初登板を「六大学野球開幕ＳＰ」とのタイトルで午前１０時３０分から放送した同局だが、
球場内外のあまりの反響ぶりに、早大の次戦となる２８日（法大、午前１１時試合開始）の
試合について地上波生放送の検討を始めた。
同番組の黒岩直樹担当プロデューサーは、「視聴率とみなさまの関心の高さが月曜日に
出ますので（地上波生中継について）会議を行う予定です」と説明。目標に掲げていた
視聴率７％超えも土曜日ということもあり、クリアしていることは確実で、関係各所との
折り合いがつき次第、番組を変更して地上波で早大戦を生放送する意向を示した。
視聴者からの声も地上波生中継を後押しする。この日に組まれた５５分間の放送では、
初回の早大の攻撃が長くなり、斎藤の投球は１イニングで“見納め”。
同局には「もっと地上波で放送して欲しい」という放送体制や時間延長などの“クレーム”も寄せられたという。
現時点で２８日の午前１１時には、単発の情報番組の放送を予定しているが、
佑ちゃんがここでも“レギュラー”を獲得する可能性も。
また、この日、実況生中継を行ったニッポン放送も「リスナーからの要望があれば中継の
可能性はあります」（同局広報担当者）と今後の生中継を検討しており、マスコミ各社が、
リアルタイムで佑ちゃんの一挙手一投足を追うことになることは間違いない。
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写真：早大・斎藤佑樹を見ようと東大戦には多くの観客が詰めかけた（神宮球場）
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