07/04/14 17:45:45 0
「今の打線の状態で貯金があるのは御の字やないか」-こうおっしゃるのは阪神・岡田彰布監督。
だが、トラファンはただ勝つだけでは満足しないようだ。13日の甲子園は横浜相手ということもあって、
三塁、レフト側スタンドがやけに寒々しい光景。「打撃戦がないのが、お客サンが
思ったほど集まらない理由」と、関係者はヤキモキしている。
この日は当日券が1万6000席残っていた。直前の中日3連戦を2勝1分と勝ち越して、
球団では「強いタイガースを見たいというファンが大勢集まる」(担当者)ことを
期待していたのだが、結果は空振り。
「確かに天気もよくなかったが、ここ数年は春先、最低でも4万人は入っていた」と
球団幹部の1人はため息。「甲子園も勝ったらお客さんが入る、という時代は終わったのかなあ」と
前置きして、こう続けた。
「実は今年、平日の試合はチケットがかなり売れ残っているんです。ファンが勝ち慣れしたことや、
野手に新戦力がいないことが大きい。それに開幕してからの試合内容がねえ。勝っても投
手戦ばかりという試合展開にも、客足が遠のいている原因があるように思えてなりません」
実際、岡田監督も「勝っても、しんどい試合ばっかりや。JFKを休ませて勝つゲームをしたいわ。
立ち上がり打線が爆発して、大量得点で勝つというパターンや。みんながヒーローというような
試合の方が、ベンチも盛り上がるんや」と、ぼやき続けている。
12試合の総得点は36。1試合平均3点しかとっていない上に、勝った試合も3、4、4、4、5、3点。
これではベンチ入りしている選手全員が、心の底からお祭り騒ぎになるシーンにならない。
勝つことだけでは納得しなくなったファンも同じ心境か。祝祭を求めて聖地に足を運んでいるのに、
忍耐ばかり強いられてはツライ。
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