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柔道の全日本選抜体重別選手権（７、８日・福岡国際センター）に出場する有力選手が６日、
福岡市内で記者会見し、出産と育児から２年ぶりに復帰する女子４８キロ級の谷亮子（トヨタ自動車）は
「体がうまく動いてくれればと思う。自分自身の柔道を貫き通す」と意気込みを示した。
減量も順調で体調はよさそう。今大会は９月の世界選手権（ブラジル）の代表選考会を兼ねており、
「世界選手権の優勝と、北京五輪の金メダルを目指したい」と力強く話した。
男子１００キロ超級での戦いぶりが注目される井上康生（綜合警備保障）は「自分との戦いに勝つ」と
力を込め、同１００キロ級の鈴木桂治（平成管財）は「攻め抜く柔道を見せる」と話した。
五輪４連覇を目指す同６０キロ級の野村忠宏（ミキハウス）は「北京が最後の目標。
そこに向かって頑張る」と気合を入れた。
★谷「授乳のタイミングが一番心配」
谷は長男の佳亮ちゃんへの授乳を挟みながら８日の試合に臨む。
「１回戦の前とか昼食時など、どのタイミングであげるのか。それが一番の心配です」と苦笑いした。
現在も毎夜中に１、２回は授乳し、睡眠不足だという。育児と柔道の両立に
「子どもは子どもできちんと成長させたい。大変だけど、私自身も成長している」と母親としての喜びを口にした。
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柔道の全日本選抜体重別選手権を前に記者会見で抱負を語る谷亮子＝６日、福岡市内のホテル
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