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高知競馬で１１３連敗し全国区の人気を誇ったハルウララの半弟で、ホッカイドウ競馬でデビューする
２歳馬（記者注：父サクラチトセオー）が、「ハルノオトズレ」と命名されることになった。日刊スポーツ紙
上で公募した中から厩舎関係者が選択。日本軽種馬登録協会の審査を経て５日にも正式決定する。
姉に負けない人気と、姉の果たせなかった勝利を目指し、早ければ５月にもデビューする。
穏やかな馬名で人気を博した姉同様、９歳下の弟もほんわかした響きに名付けられた。ハルノオトズレ
を管理する桧森邦夫師（４９）はファンからの応募に感謝しながら「姉は１勝もできなくて有名になりまし
たが、弟には勝って春が訪れてほしいですね」と馬名をもじって期待を寄せた。
馬名は、桧森師の「話題性のある馬に育てたい」との思いから、一般公募した。名付け親となったのは
深川市の川口哉洋（ちかひろ）さん（４５）。馬名には「姉の分まで頑張ってほしい」との願いを込めたと
いう。この日、採用の知らせを聞き「長男の大学進学も決まったばかりなんです」と、二重の春の訪れ
を喜んだ。
ファンの温かい応援を受けたハルノオトズレは現在、門別競馬場で調整されている。当初はウオーキ
ングマシーンや乗り運動などで基礎体力強化を図るメニューが中心だったが、３月中旬からは馬場入
りも開始した。１日４升（７・２リットル）のカイバも残さず食べている。馬体重は４４０キロほど。調教で
手綱を取る沼沢英知騎手（３９）は「尻回りに筋肉がついていい体付きになってきた。気性の幼い面も
除々に抜けて走り方も覚えてきましたよ」と成長を感じ取っている。
すでに馬名申請され、５日にも日本軽種馬登録協会での審査を経て正式決定する。今月中に発走調
教・競走能力検査（能検）を受験し、早ければ５月から始まる旭川開催にもデビューする予定だ。姉は
デビューから１１３戦、高知競馬で走り続けた。弟は北の地からの活躍を目指す。【奥村晶治】
［2007年4月4日8時58分 紙面から］
URLﾘﾝｸ(hokkaido.nikkansports.com)
・ヒロインの2005｜馬｜Um@SQL
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