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プロ野球ソフトバンクの開幕戦のテレビ視聴率が北部九州地区で過去最高の20.6%を
記録、阪神や中日、日本ハムなども地元で高い数字を出したことが、ビデオリサーチの調べで
わかった。球界でも広がりつつある地域密着を裏付けた格好だが、逆に「全国区」を掲げる
巨人はナイターでは過去最低の13.1%(関東地区)だった。
ソフトバンクの開幕戦視聴率は一昨年が13.9%、昨年は17.3%と年を追うごとに増えている。
今年は3月24日、福岡で行われたオリックス戦。デーゲームのうえ5-8で敗れたが、
胃がんから復帰した王監督の采配(さいはい)に注目が集まり、地元で高い数字を残した。
セ・リーグでは昨季王者の中日の開幕戦(3月30日、ナゴヤドーム)が名古屋地区で
20.3%とソフトバンク並みの高視聴率だった。同日の阪神の開幕戦、阪神-広島
(京セラドーム大阪)も関西地区で15.6%を記録。敗れていなければ、数字は
もっと上がっていたとみられる。
■巨人戦はナイター戦最低の13.1%
逆に巨人は同日の横浜との開幕戦(横浜スタジアム)に3-2で勝ったにもかかわらず
関東地区の視聴率はナイターでは過去最低の13.1%だった。デーゲームの31日は7.1%、
1日は8.2%と一ケタ台。年間平均視聴率が過去最低だった昨年の開幕戦でさえ15.9%だった。
放送文化論が専門の黒田勇・関西大教授は「ここ数年同じ傾向が続いているが、
札幌、千葉、仙台とプロ野球がなかった地域と野球が結びついてきた証拠。
地域にプロ野球が分散した意味は衰退ではなく、成熟。地方の高視聴率は、
足場を固めずスターに頼ってメディアを利用するだけの巨人方式では通用しないことも示している」
と話す。
産経新聞4月3日
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