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日本代表イビチャ・オシム監督(65)は2日、スコットランドリーグのダンディーU戦(3月31日)
で直接FKを決めた日本代表MF中村俊輔(28)=セルティック=について“過剰反応”を示した。
「FKがいいことは前から分かっている。中村だけを話題にしないで下さい」と指揮官は、
奮闘した司令塔を、あえて冷たく評した。
ペルー戦(3月24日)で2―0の快勝に貢献後、最初のリーグ戦。俊輔は時差ボケ、移動など
の負担がある中、90分フル出場。しかし、オシム監督は「FKを決めたことは素晴らしいが、
試合に勝ちましたか。もっと内容を見た方がいい」と、決して満足していない。
指揮官は屈指のタレントである俊輔がスター扱いされることに非常に敏感に反応。
「中村だけが日本代表ではありません」と繰り返すばかり。この日、行われたスタッフ会議に
出席した大熊清コーチ(42)は「監督の要求は常に高いですから」と説明。指揮官の俊輔に
対する過剰な反応は、期待の裏返しと言えそうだ。
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さらに、6月のキリン杯についても「海外でプレーする選手をリスペクトしているが、
呼ぶのは国内にいる選手よりいい場合。それがロジック(論理)」とキッパリ。
国内組以上に『考えて走るサッカー』の理想を体現し勝利に貢献する姿を見せずして、
再招集はないとの考えを強調した。
もちろん、裏には期待がある。FKから2アシストを決めたペルー戦後にも厳しい言葉を並べた。
ただ、翌日にそれが「苦言」と報じられると「満足はしてないが、苦言では強すぎる」と通訳の
微妙なニュアンスにこだわりを見せたという。この気遣いに“愛情”が見え隠れする。
「中村俊輔だけが日本代表ではない」と言い残したオシム監督。世界最高級のFK、高い技術。
そんな周知の事実だけでは満足しない。10年南アW杯での躍進へ、指揮官は日本の
ファンタジスタに“未知の輝き”を求める。
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