07/04/01 07:34:02 0
やはりこの男には春が似合う。平成15年4月にシングルカットされた「桜」
(当時のレコード会社が事業撤退したため同年12月に再リリース)以降、
意外なことに新譜を3、4月に発売するのは初めてとなる。満を持しての
リリースだが、気負いはない。
「テーマはタイトル通り、幸せ。ここ1年ぐらい自分にとって幸せが何かと
いうことを考えることが多くなってきた。仕事だったり、お金だったり、
結婚だったり…。30代になって、どういうことが幸せかなって」。
そういう思いが、そのまま詞になった。
(中略)心の揺れは、曲にも表れた。「桜」の後、8枚のシングルを出したが、
「桜」を上回るヒット曲は出ず。「若い人に聴いてもらいたい、という気持ちが
急にわいてきて無理してそっちにいっていた。若い人でどうなのかなって、
いろいろ調べてみたり…」。スタンスにも迷いがあった。
そんな自分と向き合ううちに、ふと気づいた。昔、自分が嫌いだった“大人”に
なりつつある自分に。「高校のころ、嫌いだった先生と同じ年ごろになっていた。
10代の子を見て『なんでコンビニの前で座っているんだろう』って思ってしまったり」
「昔はもっと、キラキラしたものを追いかけていた。そういうものをなくさないために
どうしたらいいんだろう」。そういう気持ちを共有できるのは、若い子ではなく、大人に
なりきってしまった人々でもなく、同世代しかいない。
「団塊ジュニアって人数が多いじゃないですか。その割に世代を代表する歌がない
んですよね。ちょっと上だと小田(和正)さんとか、ちょっと下だと宇多田(ヒカル)。
もっと若い人の間だとレミオロメンとか。だから、団塊ジュニアのミュージシャンに
なれればなと、セコい野望を抱いてます。若い人は減っているから、そっち向いても
CD売れねえかなって(笑)」。(中略)
★理想の大人像は「高田純次さん」
河口の理想の大人像は意外や意外、「高田純次さん」。これまで仕事での接点は
まったくないが「腰の軽い大人って最高ですね。ほかの人の名前は思いつきません」。
現在の自分自身とは正反対の人物を、あえて思い描いているようだ。
サンスポ
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