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４月２１日に東京・西池袋の東京芸術劇場で開幕するミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード
～努力しないで出世する方法～」に主演する歌手、Ｔ・Ｍ・Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎこと西川貴教（３６）が
このほど作品ゆかりの地、米ニューヨークを訪れた。過去の上演資料を見て学んだり、
ブロードウエーで活躍中の俳優と対談するなど本場のエキスをたっぷり吸収。
作品や役への理解をさらに深め、気持ちも新たに熱演を誓った。
「ハウ・トゥー…」は１９６１年にブロードウエーで初演され、トニー賞７部門を受賞した名作
コメディー。１９６７年には映画化もされた。ビジネス成功法を聞き知った窓ふき青年、
フィンチの山あり谷ありのサクセス・ストーリー。西川はそのフィンチ役に挑む。
ＮＹでは初演時の新聞の劇評やプログラムなど資料が保管されており、西川は閲覧できる
リンカーンセンター内の公共図書館を訪問したり、現在ブロードウエーで上演中の
「カーテンズ」に出演する俳優、ノア・レイシー（３６）と対談するなど、本場のエキスを
体に染みこませた。
「今回で３、４度目のＮＹ訪問。いつもとは違う旅になりました」と収穫は多かった様子。
作品への認識も変わったといい「僕もそうでしたけど日本だと『ハウ・トゥー…』と聞いて
ピンと来ない方も多いと思う。こちらへ来て資料を見たり、ノアさんと話して『君がやるの！』
というリアクションを見ると、『すげぇじゃん』って素直に感じて、気持ちが引き締まりました」という。
平成１１年に主演した「リトルショップ・オブ・ホラーズ」以来８年ぶりのミュージカル主演。
本格的なコメディー作品は初挑戦で、今回はブロードウエーで「プロデューサーズ」など
数本のコメディー作品を観劇、勉強した。
「いいものを観ると目標値は高くなりますね。毎度毎度ですけど、観客に対してエンター
テインメントしようっていう意欲的な作品が多くて、ムカツク（笑）」。激しく刺激された様子で
「彼らが大事に思う『ハウ・トゥー…』に失礼のないような作品にしたい。日本のミュージカル
ファンにも『見てやろうじゃないの』って来てもらえたら」と熱演を誓った。
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