07/03/08 14:53:33 0
入札金や年俸、契約金など６年で総額１３０億円でレッドソックス入りした松坂。
日本でなら球団が２つも３つも買える額だが、これとにらんだ選手には１００億、
２００億をポンと出すのが今の大リーグだ。今シーズン終了後にイチローがＦＡ
宣言すれば年俸２０億で５年以上の複数年契約は確実といわれている。なぜ、
大リーグはそんなにカネを払えるのか。景気がいいのか。何が日本のプロ野球と
違うのか。
●日本も４２億円を払う
今季ＦＡ市場ではソリアーノ外野手（前ナショナルズ、２９）が８年総額１５６億円で
カブスへ、前アスレチックスの左腕ジト（２８）は投手史上最高額となる７年総額
１５０億円でジャイアンツ入りしている。去る２日には４年連続２００本安打のヤングが
レンジャーズと５年総額約９４億円で契約を延長した。
好景気を支えている大きな要素は莫大なテレビ放映権料だ。
今季メジャーの試合を全米中継するのはＥＳＰＮ、ＦＯＸ、ＴＢＳの各局。ＥＳＰＮは
０６年から８年総額２７２５億円、ＦＯＸ、ＴＢＳは０７年から７年３４５０億円で大リーグ
機構と契約したといわれている。３社の合計は１年あたり実に８４０億円にのぼる。
ＮＨＫなどが持つ大リーグの日本向け放映権料は、０５年から６年契約で総額２５０
億円といわれる。年間約４２億円だ。
「全国放送の放映権を大リーグのコミッショナーが一括管理していることが大きいです。
商法行為に対する規制が厳しい米国では、コミッショナーの一括管理による独占、
寡占契約は難しいとされてきた。けれども１９６２年にＮＦＬ（全米フットボール）が
ＣＢＳと独占契約を結び、容認された。以来、米国のプロスポーツではコミッショナーが
放映権を一手に握り、複数年にわたる大型契約を結ぶようになったのです」（帝京大・
大坪正則教授＝スポーツ経営学）
（つづく）
URLﾘﾝｸ(gendai.net)