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ナゼデスカ？ 目立つ空席に驚く欧州選手、報道陣 ＴＶ中継も少ない… (北海道新聞)
2007/02/27 10:10
前半を終えたノルディックスキーの世界選手権は札幌ドームに約３万人を集めた
初日以外、観客の出足がもうひとつ。
大倉山ジャンプ競技場で日本の団体銅メダルを見た幸運な観客も約７０００人にとどまった。
欧州の選手や報道陣から驚きの声が上がっている。
１９２４年以来長い歴史を誇る大会は欧州開催の場合、祭りムード一色になる。
ドイツ紙のミヒャエル・フォス記者は「原田や船木がいた日本はジャンプ王国ではないのか」
と観客の少なさを不思議がった。前回の地元オーベルストドルフ大会は距離で約５万人、
ジャンプで約３万人が会場を埋め尽くしたという。
複合個人スプリント２位のマグヌス・モアン（ノルウェー）は
「雰囲気がよく、楽しく走れた。ドーム内にゴールするアイデアは面白いけれど、
観客が満員だったらもっとよかった」と空席が目立った観客席を残念がった。
テレビも地上波の放送が少なく、距離男子団体スプリントで優勝した
クリスチャン・ゾルジ（イタリア）は
「日本開催なのに、ホテルで試合を見られないなんて」。
大会組織委員会は入場券が完売しない要因を分析中だが、かつて世界のトップにいた
日本勢が最近は低迷が続いた影響はやはり大きい。
国際スキー連盟のフリッツ報道担当は「欧州でも人気の浮き沈みはある。
（団体で銅メダルを獲得し）復活したジャンプの勢いが後半の観客数につながってほしい」
と期待を込める。
実際、２６日にＪＲ札幌駅南口広場で行われたジャンプ団体などの
表彰式には２３００人もの市民が訪れ、大会への関心が高まっている。
URLﾘﾝｸ(www.hokkaido-np.co.jp)
FIS NORDIC WORLD SKI CHAMPIONSHIPS SAPPORO 2007：日本語版
URLﾘﾝｸ(www.sapporo2007.com)