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トライアウトでヤクルトに入団した遠藤政隆投手（３４）が２３日、２４日の中日との
オープン戦（北谷）で古巣へのリベンジを誓った。沖縄・浦添キャンプでは連日ブルペン入りし、
５年間封印してきたシュートを解禁。右打者のふところをえぐる球で、戦力外になった雪辱を果たす。
この日のブルペンに一番乗り。きっちり５０球で締めくくった遠藤が、不敵な笑みをみせた。
「昨日も一昨日も、投げたのはほとんどシュート。５年前、赤星に打たれてから封印してたんですけどね」。
１４０キロ台後半の直球とスライダーを武器に、中日の中継ぎとして活躍してきたが、昨年屈辱の戦力外通告。
トライアウトでヤクルトに拾われた。キャンプでは休日以外ブルペンに皆勤。
「インサイドも広く使えればもっとよくなる」という成本投手コーチのアドバイスを受け、シュートの封印を解いた。
２４日のオープン戦はもちろんだが、開幕カードも中日が相手だけに
「こんな球もあるのかと相手思わせれば、シーズンに入っても有利になりますから」と遠藤。
同時に危険な空気も漂わせ「どれだけ曲がるのかは打者に投げてみないと分からない。当てちゃうかもしれませんね」
鋭くえぐり、思い知らせる。不屈のセットアッパーが、古巣を踏み台にして蘇る。
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