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亀田家の三男和毅(ともき=15)が、年齢制限の壁を「全勝」の実績で突破する。5月の全日本実業団選手権
(場所未定)でのアマチュアデビューに向けて14日、都内で本格的に始動した。金メダル獲得を目指す08年
北京五輪は、現時点で年齢制限ルールで出場できないが、無敵の実績を積み上げることで、ルール変更を訴える。
身長170センチと、3兄弟で最も大柄な三男和毅が、夢の北京五輪へ、動きだした。この日は午前8時から12時、
午後4時から8時までの計8時間、体をいじめ続けた。長男興毅が「亀田家の最終兵器」と例える逸材は「気持ちは
兄弟で一番強い。(兄と)戦っても負ける気はしない」ときっぱり言い切った。
小学1年から空手を始めた。全国大会優勝の実績を残し、4年から2人の兄に続きボクシングの道に進み、兄と同じ
厳しいメニューをこなしてきた。亀田流ケンカボクシングに加え、足を使ったスタイルも身につけている。興毅の
練習相手をKOしたこともある。「和毅はばけもん。世界王者並みのパンチや」と前世界王者の興毅も驚く。
夢の北京五輪には年齢制限のルールが立ちふさがる。国際アマチュアボクシング連盟は「五輪選考会で17歳に
なっていること」と規定している。日本では11月の全日本選手権(予定)が選考会になることが確実だが、その時点で
和毅は16歳4カ月。昨年のトリノ五輪に出場できなかったフィギュアスケートの浅田真央と同じ境遇にいる。
しかし、和毅は少しもひるんでいない。「勝てばええんやろ。出場する大会は全部勝ったる」。実力を証明することで、
世論を動かし、ルール変更を訴えていく。「実績を残して、みんなから認められることが第1でしょう」と日本連盟の
吉森照夫専務理事も話す。可能性がある限りはあきらめるつもりはない。
まずはデビュー戦の5月の全日本実業団選手権優勝で、幸先のいいスタートを切る。父史郎氏からは「アマ大会で
勝ち続けていけば認められる。金メダルの逸材なんやから」とエールを送られた。和毅は「兄たちが成し遂げていない、
五輪出場を果たして、プロに入りたいからな」。2人の兄に続き、亀田家3人目の息子の戦いが始まった。
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