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先ごろ発表された「毎日映画コンクール」で新人賞を受賞した檀れい(35)は「怖いぐらい」と自分の運の強さを振り返った。
本人がそういうのも無理はない。05年8月に娘役のトップスターとして活躍した宝塚を
退団したあと、初の出演映画「武士の一分」でいきなりの受賞である。
確かに女優として、これほどいろんなことに恵まれた人は珍しい。まず、大御所・山田洋次監督の目に留まったことだ。
山田監督のほれ込みようは大変なもので、「美人にも段階があるが、彼女は最上級、パーフェクト。
つつましさは往年の原節子に匹敵する」とまでホメ上げている。
「『武士の一分』での彼女の役は、失明した下級武士の妻で、自暴自棄になる夫、
すさぶ生活の中で泣き言を言わず、夫を支え懸命に生きていく姿を演じる役どころ。
山田監督はこの妻役に求めたのは、美しさより、つつましさ、けなげさ、清らかさといったものだったと思う。
山田監督が檀の演技で一番感動したのは、食事のシーンで夫役の木村拓哉が
こぼした飯つぶをさりげなく拾い、自分の口に運んだことだそうです。
てっきり横にある火鉢に捨てると思っていた山田監督は彼女の身に付いたつつましさを感じたそうです」(映画記者)
山田監督にとってこの「武士の一分」は藤沢周平時代劇3部作のラスト作品。
このラストチャンスに引っかかったところにも檀の幸運さがうかがえる。
木村拓哉の主演作品に共演できたのも檀の運の強さだ。映画関係者のひとりはこう言う。
「正直言って、キムタクの相手役が“檀れい”と聞いて“それ誰?”というのが業界の反応でしたよ。
でもキムタクが自分の芸域を広げる映画の相手役に推した女優となれば注目度は一気に上がりますよ。
もちろん、その裏には所属事務所の松竹エンタテインメントのバックアップがあるんですが、ここでも彼女は恵まれている。
松竹エンタテインメントにはかつて松坂慶子も所属してたが、女優を大事にすることで知られている。
今後の檀もじっくり作品を選んで息の長い女優に育ててもらえると思う」
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