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女子ゴルフの国・地域別対抗戦、第3回ワールドカップ(W杯)は19日、サンシティ(南アフリカ)の
ゲーリー・プレーヤーC.C(6466ヤード、パー72)で開幕し、諸見里しのぶ(20)と上田桃子(20)の
日本代表は前半で7オーバーと出遅れると、後半もスコアを伸ばせず、諸見里は3バーディー、
5ボギー、2ダブルボギーの78、上田は1バーディー、6ボギーの77。2人合わせて11オーバーで
22チーム中14位。世界一奪回を目指す日本にとって厳しいスタートとなった。
フレッシュな20歳のコンビに、日の丸の重みは予想以上だった。合わせて11オーバー。78を
叩いた諸見里が「みっともない、情けないゴルフだった。半分以上、私が悪い」とざんげすれば、
77の上田も「ここまで苦戦するとは思わなかった。悔しい」と下を向いた。
パーでスタートした1番から、2人の中に違和感があった。標高1400メートルの高地は初体験。
「日本より30ヤードも飛んだ。衝撃的だった」と上田が言うほどショットの感覚がおかしくなった。
その違和感を抱えたまま臨んだ5番パー5。上田は7Wと迷った末、残り213ヤードの第2打を5Wで振り
抜くと、グリーン手前のバンカーの中のブッシュにぶちこみ、アンプレアブルとなってしまった。
諸見里も第3打をグリーン奥のラフに入れ、5オン1パット。2人そろってボギーを叩いた。
1度崩れたリズムは戻らない。諸見里は7番パー3で１オンしながら、グリーンを読み切れずに4パットの
ダブルボギー。気分を入れ替えたはずの後半10番パー4も4オン2パットで、2個目のダブルボギーで崩れた。
昨年挑戦した米ツアーでもまれた諸見里の苦しむ姿は上田にも波及した。8,9番、12,13番と立て続けに
ボギー。最終18番は2メートルのバーディーパットがカップに蹴られる、この日を象徴するような
締めくくりだった。
予想以上の猛暑に加え、前日18日には、強い紫外線のため上田の唇が2倍くらいに腫れ上がり、医務室に
駆け込むハプニングもあった。
第2日はチームワークがもっとも問われるフォーサム。「あすはお互い助け合えるので期待したい。
このままじゃ日本に帰れません」と諸見里は前を向いた。悲壮な覚悟で巻き返す。
ニュースソース
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