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中日・福留孝介外野手(29)が19日、中部国際空港着の航空機で自主トレ先の米ハワイから帰国した。
現在、未更改の契約交渉は20日に決定。｢どんな評価をしてくれるのか、楽しみにしています｣と
話したが、年俸2億5500万円から大幅アップは確実で、4億円をめぐる攻防となりそうだ。
ようやく第1ラウンドのゴングが鳴る。ハワイで自主トレしていた福留の契約交渉日が決定。
約50人ものファンに出迎えられて帰国した昨年のMVP男は、余裕の笑みを浮かべていた。
｢一番いい成績を残した年だからね。いままで(球団と)何も話をしていない。あした(20日)席について、
どんな評価をしてくれるのか、楽しみにしてますよ｣
日焼けした顔でニヤリと笑った。昨季は首位打者＆最高出塁率のダブルタイトルに、MVPも獲得。
文句のない成績で優勝に貢献したのだから楽しみにもなる。だが、サインするかといえば話は別だ。
年俸2億5500万円からどれだけ上積みを得られるか。攻防ラインは4億円となりそうだ。
｢出たとこ勝負ですよ｣。目標額こそ口にしなかったが、現時点でチーム最高年俸となっている岩瀬の
3億8000万円が1つの目安。こちらは3億500万円から7500万円の増額でサインした。対する福留はベースが
低いものの、打率3割5分1厘に31本塁打、104打点と貢献度はナンバーワン。一気に頂点を狙っても
不思議ではない。ここまでずれ込んだのはオフのスケジュールが埋まっていたことと、ハワイ自主トレの
ため。球団側が1回目の提示でどう出るか。投の岩瀬、打の福留と両雄を並び立てるのか、果たして…。
昨年、一昨年と難航してキャンプ直前までもつれた経緯がある福留と球団。すんなり運べばいいが、
徹底抗戦となれば時間は少なすぎる。
近日中に正式に誕生する星野ジャパンにとって不可欠な福留。しかも監督が恩師とあれば参戦を表明しても
おかしくはないが、順調なら今年中にFA権を取得するだけに即答は避けた。
｢(星野監督には)お世話になったから、できる限り力になりたい。ただ、そのときの状況になってみないと
分からない｣。FA宣言後のメジャー移籍も視野に入れている。北京五輪に出場すれば自身3度目の五輪となるが、
今年の予選、来年の本大会と出場できるかは微妙というわけだ。
ソース：URLﾘﾝｸ(chuspo.chunichi.co.jp)