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米ＭＬＳロサンゼルス・ギャラクシーに移籍するＲマドリー
ドＭＦデビッド・ベッカム（３１）が、４月８日のヒュース
トン・ダイナモ戦（アウエー）でデビューする可能性が高
まった。１４日付英紙ニュース・オブ・ザ・ワールドによる
と、レアルから「飼い殺し通告」を受けたベッカム救済に米
国側が立ち上がった。
ＭＬＳ広報のスティーブン・ロドリゲス氏は「違約金を
払って済むなら、ギャラクシーは早期にベッカムを米国へ呼
ぶだろう」と話した。さらにギャラクシーのヤロップ監督も
「少しでも早く取りたい。まずはレアルとの契約内容をみた
い」と反応した。
現在、ベッカムのクラブ報酬は年間６００万ポンド（約１
４億１１３８万円）あり、２～６月の残り５カ月分は単純計
算すると約２５０万ポンド（約５億８８０７万円）。クラブ
の親会社ＡＥＧの資金力なら痛くない。
カペッロ監督の「戦力外」発言を受けたベッカム代理人サ
イモン・オリベイラ氏は「非常に驚いた。契約は今季終了ま
で残っているので、何があってもチームに１００％尽くす」
と表向きには話した。ただし「ベッカム・ブランド」を守る
ため、いつまでも「腐った姿」はさらせない。早期の米国入
りを選択するという見方が大勢を占めている。
ベッカムが開幕戦から出場することは、クラブだけでなく
ＭＬＳにとっても好都合だ。話題性が高く、テレビ放送権も
売りやすい。４月８日を皮切りに、１２日にはニューヨー
ク・レッドブルズとのホーム開幕戦へと続く。ベッカムは
「背番号はレアルと同じ２３をつけたい。マイケル・ジョー
ダンの大ファンだし、米国では特別な番号だ」という。貴公
子の開幕デビューが、いよいよ現実味を帯びてきた。
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