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オリックス・清原和博内野手（３９）が、２月１日から宮古島でスタートする春季キャンプで０６年ＨＥＲ
Ｏ’Ｓ・Ｌヘビー級王者・秋山成勲（３１）と再合体するプランが１３日、浮上した。昨年大みそかの桜庭和
志戦が勝利から一転、失格となった秋山が、セコンドについてくれた清原に“みそぎ行脚”。どん底から
再起を狙う２人が南国で互いの闘志を燃え上がらせる。
宮古島が、２人の戦う“漢（おとこ）”の再起の場となるか。今季、改めて進退をかけて挑む清原は、２月１日
からスタートする宮古島春季キャンプに参加。そこを、盟友である秋山が訪問するプランが急浮上した。
「落ち込んでいるようだったので、一緒に宮古島へ行かないかと勧めました。前向きに考えているようでしたよ」
“再合体”を勧めたのは、清原、秋山ともに親交が深い平石クリニック（東京・六本木）の平石貴久院長（５６）だ。
昨年の大みそか。「Ｋ－１ Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！」（京セラドーム大阪）で、秋山はプロレスラー・桜庭和志にＴＫＯ勝
ちした。しかし、乾燥防止用クリームを体に塗っていたことが年明けに判明して、失格処分に。
試合直後、「この勝利を死に物狂いでがんばっている清原和博、あなたに捧げたい」と、セコンドについた清原に
感動のメッセージを贈ったが、本人の不注意でブチ壊しになってしまった。「関係者に謝罪したい」と秋山。その中
にはもちろん、清原も入っている。
一方の清原は現在、米アリゾナ州フェニックスで自主トレ中。改めて進退をかけるシーズンを前に、今月下旬ま
で体をいじめ抜いている。
０１年にテレビ出演をきっかけに、些細なことでも相談しあうほどの仲となった２人。失格でどん底に落ちたＨＥＲ
Ｏ’Ｓ王者が“みそぎ”のため、引退をかける番長を訪れる。大みそかに秋山が右前腕を骨折したため、合同トレに
はならない見込みだが、正念場を迎えた２人が、どんな化学反応を起こすか。
「一緒に清原にエールを送りにいこうと思う」（平石院長）。宮古島が、２人の新たなるスタートの場になりそうだ。