07/01/12 19:29:48 0
普段は民間企業の財務状況などを調べている米系大手格付け会社の幹部らが、
今季から米大リーグでプレーする松坂大輔投手(26)に関するリポートをまとめ、話題になっている。
レッドソックスが松坂獲得に費やす費用は総額約100億円。
「松坂投手が13勝すれば、ペイする(元をとれる)」と彼らはみている。そのココロは。
リポートをまとめたのは、米系大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の
内誠一郎バイス・プレジデントと慶応大大学院生の伊藤晴祥氏、同大学生の岡野賢二氏。
広告と観客増については、先輩メジャーリーガーの松井秀喜選手(32)入団時に
本拠地球場のヤンキースタジアムに広告を出した日本企業は10社で、
松坂のケースでも同じ数の日本企業が広告を出すと仮定。
1社当たりの年間広告料を1億円と想定し、年間10億円が入ると試算した。
また、観客増も松井の例を参考に、年間1万人の日本人観光客が訪れると推測。
入場料と球場内で使用する飲食・グッズ代を1人当たり約200ドルとした。
松坂効果を当て込んだ特別席料金の値上げなどを加え、観客増による収入アップは年間6億円。
これらを合わせた松坂獲得による収入への効果は、年間約16億円。
松坂は6年契約だから、収入増の効果は総額96億円ほどになる。
ただ、実際の経済界では、将来の収入見通しを現在の価値として引き直す場合、いくぶん低く見積もる。
松坂の場合も一定割合を割り引くと、約70億円となる。
「6年間ずっとプレーオフに進出すれば、分配金が毎年入ってくるので、それで十分補える」(内氏)という。
先の岡野氏は、ワイルドカードにより、レッドソックスが出るケースを想定。
複雑な計算式はここでは省くとして、「強敵ヤンキースと同じ地区にいるレッドソックスが
ワイルドカードでプレーオフ進出を果たすには、松坂が最低13勝する必要がある」(岡野氏)という。
「松坂が予想以上に活躍すれば、広告料や特別席のさらなる値上げも見込めるし、
収入への効果はさらに大きくなる」もちろんこれは、松坂が6年間、元気に活躍することが前提だ。
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