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今年1月から関東圏ではTBS(9日~)、関西圏では朝日放送(13日~)で韓国ドラマ
「冬のソナタ」を再放送。なぜ今、この時期に、そしてNHKで放送してきた作品を民放で相次いで
再放送しているのか。その理由を探った。【細田尚子】
■1分でわかる冬ソナ解説
韓国ドラマ「冬のソナタ」は、高校時代の初恋の相手とのすれ違いの純愛物語を、記憶喪失や交通事故、
不治の病などを絡めて少女漫画チックに描き、日本の中高年女性の心をわしづかみにした作品。
主人公を演じたヨン様ことペ・ヨンジュンさんが来日した際には空港に5000人ものファンが押しかけ、
宿泊先のホテルから出るぺさんの車に駆け寄ってケガ人が出る騒ぎまで起こった。
ヒロインを演じたチェ・ジウさんやヨン様の恋敵を演じたパク・ヨンハさんも日本で高い人気を誇っている。
まず韓国のKBSで02年1~3月に放送され、平均視聴率23.1%を記録。翌03年、日本のNHK-BS2で
放送を開始した。同年12月に同じくNHK-BS2で全話をまとめて放送したあたりから人気に火がつき、
04年4月から地上波のNHK総合で毎週土曜の夜に再々放送したところ、日本中に韓流ブームを巻き起こした。
■なぜ今、再放送なのか
「冬ソナ」は04年にブームを起こし、翌05年にはヨン様の主演映画「四月の雪」が公開され、約2年にわたって
日本における韓流熱は収まらなかった。が、昨年はヨン様が出演した映画やドラマが公開されなかったこともあり、
ブームは下火に。韓流は一定の地位を確立し、1ジャンルとして定着した。
しかし、なぜここに来て民放で「冬ソナ」を再々放送するのだろうか。一つの理由に昨年、NHKの独占放送権が切れて、
民放に売りに出されたという背景がある。一大ブームを巻き起こした作品だが、放送権のお値段は
「他の韓国ドラマとさほど変わらない」(関係者)と、お買い得な価格だったらしい。この機に民放の放送権を獲得した
TBSでは「韓流ブームは根強く残っている」(編成局編成部)、朝日放送も「一度見た人も再び感動し、
見逃した人には新たな感動がある」(番組宣伝担当者)と、再放送する価値のある作品と判断した。
>>2-5あたりに続く