07/01/10 17:12:29 X3eovm0I0
一方、ほとんどの国民が中流の所得を得て、同じようなライフスタイルをと
っているというのが日本の社会構造だった。これまでの日本における平等な所
得配分構造は、一つの完成されたシステムであり、それはそれでよいわけだが
、アメリカのエリートの豊かな暮らしをみせつけられた日本のエリートたちは
、これはおかしいと考える。
「僕たちみたいなエリートが、いくら頑張ったってネコの額のような家しか買
えない。メイドなんか永久に雇えない。クルマはせいぜいマークⅡかローレル
で、頑張ってもクラウンやセドリックがゴールだ。なのに、アメリカのエリー
トたちはこんなにいい生活をしている。なんでボクみたいな優秀な人間がこん
なみじめな生活をしなきゃいけないんだ」
日本に帰って来た時に、現実をみると土地も家も高い。株も高い。いくら努
力して社長になったところで、年収は三〇〇〇万円だ。あのアメリカのエリー
トたちが享受してる生活の足もとにも及ばないではないか。彼らと同じように
なるためには、どうしたらいのだろう……。そここで彼らが思いついた戦略が
「暗黙の共謀」の重要な理論的支柱になったのである。
で、御用学者さんたちが、政府や経済界の要人に「適切な」アドバイスを行い
、'90年代に実現させたものというのは…
・政府のマクロ政策に影響を及ぼし、デフレスパイラルを起こさせ株や土地の
値段を下げる。
・自分たちに都合の良い成果主義報酬制度を、さも正義であるかのように喧伝
する。
・そこで得た所得を税金で持って行かれないように、自分たちに有利な税制に
改定させる。
・実体のないITバブルをあおり、当時は多くの国民にとっては未知の分野であ
り知識が無いことをいいことに、アドバイザー等の地位を利用し未公開株を得
てから株式市場で公開させ、一攫千金を行う(彼らの立場からすればマスコミ
を利用した風説の流布まがいのプロパガンダも容易だったろうと思われます)。
といったことのようです。
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