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相棒を国内に残し、修羅は南の島に飛ぶ-。７日に自主トレ先のハワイに出発する
中日・福留孝介外野手（２９）が、バットを持参せず、１２日間に及ぶ現地トレで下半身
を徹底的にイジメ抜く。昨年のセ・リーグＭＶＰ男が超スロー調整で０７年に挑む。
「今年はバットを持っていかない。向こうでも素振りもしないし、打つこともない」。
バットマンが商売道具からあえて身を離す。同行する楽天・山崎らとの練習は、
ランニング、ダッシュなどの基礎体力強化メニューが中心で、温暖な気候のもとで下地を
整える。
ＷＢＣで世界制覇に貢献した昨年、例年より１カ月以上早い調整が右肩痛を招いた。
このオフも完治に向けたリハビリに時間を費やしている。体から痛み、頭から恐怖感が
消えるまで、スイングは完全封印と決めた。
「バットを振るのも、打つのも帰ってきてからで十分。下ができれば自然と振れる。
焦る必要はないでしょ。自分のペースでやるよ」。目指すは球団最高打率・３６９。
「簡単じゃないけど挑戦しなきゃね」。竜の安打製造機が万全の態勢で球団史を塗り替える。
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