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大巨人ジャイアント・シルバにわずか62秒、アームロックで敗れた曙は「半年間は練習に打ち込みたい」、
と長期離脱を自ら申し出た。しかし、谷川イベントプロデューサーは「曙選手は佐山聡さんの指導で打撃
練習をやってきたが、その延長で半年間やっても本質は変わらない」と冷たく突き放した。
曙は2003年のボブ・サップ、04年ホイス・グレイシー、06年ボビー・オロゴンに続き大みそか4連敗。
年末の醜態はすっかり日本の風物詩になった。しかし、「今回が一番負け方が悪い。シルバにはアーム
ロックしかないのに・・・。格闘家としての本質の問題」と、今度という今度は谷川氏の堪忍袋の緒が切れた。
6ヶ月間、普通に練習しただけではK-1やHERO'Sのリングに上がることを認めないという。
「大自然を相手に山ごもりをして曙選手の中に眠る野性パワーを取り戻すしかない。ウィリー・ウィリアムスの
ように熊殺しぐらいやってほしい」と谷川氏は復帰の条件を提示。300キロの熊を倒した伝説の空手家
ウィリーを引き合いに出し、曙に死と隣り合わせの壮絶な武者修行を真顔で命じた。
極真空手の創始者・大山倍達も「牛殺し」で技を磨いた。鉄人・小橋建太は巨大カニとの死闘を制し、
絶対王者としての地位を固めた。「熊殺し」のウィリーも含め、生きた“獣”との戦いで本能を目覚めさせた
格闘家は多い。これまで何をやってもムダだった曙に、残された道はこれくらいしかないというのが実情
だろうが、復帰のハードルはあまりにも高すぎる。
(東京スポーツ 1月5日(金)販売号より)