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【食】「ゼリーフライ」って? おからのモチモチ感と甘辛いソースが絶妙 「全国に広めたい」/埼玉・行田 - 暇つぶし2ch1:依頼@白夜φ ★
07/09/03 08:33:34

埼玉県の北部にある行田市の街を歩くと、飲食店や総菜店の店先に「ゼリーフライ」と書かれた看板や
幟(のぼり)が目にとまる。ゼリーフライ!? 甘いゼリーに衣をつけて揚げたもの? 初めて目にする
メニューに想像が追いつかない。

不思議な幟にひかれて、「うどん茶房 むらまつ」に飛び込んだ。

出てきた料理は一見すると、コロッケだった。恐る恐る口に入れると…。確かにコロッケのようにホクホク
しているが、中身はジャガイモだけではなさそうだ。ソースの甘辛さが、懐かしい風味を醸し出す。
もちろん、お菓子のゼリーのような甘さはない。

店長の村松秀章さん(51)に作り方を聞いた。ふかしてつぶしたジャガイモとおからを半々に混ぜた中に、
刻んだネギとニンジンを入れてよく練る。つなぎに小麦粉をまぶし小判形に整えて油で揚げる。
揚げたてを特製のウースターソースにくぐらせて出来上がりだ。

衣をつけないのがコロッケと違うところ。その分サクサク感より、しっとりした感じ。おからが入っている
ためだろう、冷めてもモチモチした粘りが出ておいしい。

「子供のころ、小腹がすくと食べたものでした。一時、ほとんど見られなくなりましたが、祖母の時代には
もっと一般的な食べ物だったようですよ」と村松さん。

元銀行マンの村松さんは5年前、念願叶って自分の店を構えた。記憶に残る味を出すのに、試行錯誤を
繰り返したそうだ。ジャガイモ独特のホクホク感と甘みを出すために、品種を男爵からキタアカリに変え、
安定して手に入るよう、地元の契約農家のほか北海道からも調達している。

□ルーツは「野菜まんじゅう」

行田市商工観光課によると、ルーツは日露戦争の時に中国から伝わった「野菜まんじゅう」であるらしい。
奇天烈な名前の由来は、小判形であったことから「銭フライ」と呼ばれ、それがなまって「ゼリーフライ」
になったという。

ゼリーフライは行田市を出ると、埼玉県内でも意外と知られていない。また行田で「フライ」といえば、
揚げ物ではなく、お好み焼きのような料理を指す。水で溶いた小麦粉を鉄板で焼きながらネギや肉、
卵などの具をのせたものだという。どちらも行田独自のファストフードといったところか。

行田の名産は足袋。昭和13年の最盛期には、全国生産のシェアは8割を占め、町工場で働く女子
工員は9000人以上にも上ったという。貧しい女子工員たちの間で、安くて腹持ちがいいゼリーフライ
やフライは人気が高かったそうだ。しかし戦後、足袋から靴下やサンダルに変わると、工場も衰退。
それとともにゼリーフライを売る店も減っていったという。

□B-1グランプリ出場

この懐かしい味を全国に広めようと、村松さんの中学時代の同級生らが集まって今年3月、
「行田ゼリーフライ研究会」が発足。6月に「焼きそばの街」静岡県富士宮市で開かれた地域グルメの
祭典「B-1グランプリ」に初出場。参加21団体中、12位と健闘した。

会長の内装会社経営、松井秀二郎さん(52)は、「ゼリーフライは、ネーミングもユニークでインパクト
がある。おからや野菜を豊富に使ってヘルシーなのも特徴。地域限定グルメにとどまらず、行田を
訪れるきっかけとして全国に広めたい」と意気込んでいる。

ゼリーフライの素朴な味に、地場産業に働く女子工員たちの元気な笑顔が目に浮かんだ。

(中島幸恵)

SankeiWEB (2007/09/02 10:14)
URLリンク(www.sankei.co.jp)

画像:見た目はコロッケ。おからのモチモチ感と甘辛いソースが絶妙な「ゼリーフライ」
    =埼玉県行田市「うどん茶房 むらまつ」
URLリンク(www.sankei.co.jp)

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