07/08/07 12:44:46
赤ちゃんタヌキ 山へ 佐那河内の工事現場で保護
佐那河内村我楽の工事現場で保護された二匹の雄の赤ちゃんタヌキが六日、
約二カ月ぶりに自然に返された。県の野生鳥獣救護ボランティアの手で育てられて
いたが、野生に戻せるうちにと“親離れ”の日を迎えることになった。
赤ちゃんタヌキは五月三十日、住宅の建設工事で壊れた巣穴で、近くの住民が
見つけた。生後約二週間で、母親に見捨てられた様子だったため、同ボランティアの
庄野さん(47)=徳島市西須賀町、学童保育指導員=方で一時的に育てることになった。
二匹は、数時間おきに哺乳(ほにゅう)瓶からミルクを飲み、ブドウなど甘いものを
好んで食べ、ぐんぐんと成長。最初約〇・五キロだった体重が二カ月で二キロ近く増えた。
好奇心旺盛で、家の中を走り回っては、モップなどを得意げにくわえていたという。
生後三カ月が近づき、自然の中で生きていても親離れしなければならない時期を迎えた。
この日夕方、山に放すことになり、保護された場所に近い佐那河内いきものふれあいの
里仮事務所前に連れて行き、庄野さんの手で首輪を外した。
庄野さんは「寂しいが、無事に育ってくれるのが一番。タヌキが山で暮らせる環境を
守っていかないと」と話した。
※名前など一部略しました
ソース URLリンク(www.topics.or.jp)
【写真説明】自然に返されたタヌキ
URLリンク(www.topics.or.jp)