07/07/12 17:10:32
日銀松本支店の職員二人が、ひどい汚れや傷みにより裁断された紙幣を使い、実物の七十分の
一大の「国宝松本城」を制作した。三十日と八月十四日に同支店で開く「夏休み!にちぎん
親子見学会」で披露する。
紙幣の裁断片は処分するしかなく、「何かに再利用できないものか」といろいろ考え、
松本市市制施行百周年記念にちなんだ作品制作を思い立った。休み時間を利用し、
およそ二カ月かけてこつこつとつくり上げたという。
裁断片でできた松本城は縦八十二センチ、横九十三センチ、高さ六十七センチ。千-一万円の
四種類の紙幣約一億円分を使った。一万円札のホログラムで銀色のシャチホコをこしらえ、
各紙幣の色の違いを生かして屋根や壁の色を変えるなど工夫した。担当者は「細部までこだわって
本物の城を再現した。ぜひ見に来てほしい」と話している。
松本城だけでなく、裁断片を使った市制百周年マスコットキャラクター「アルプちゃん」のしおり
(縦六センチ、横九・五センチ)も制作。しおりは見学会参加者にプレゼントする予定だ。
(福岡範行)
中日新聞:長野(CHUNICHI Web)
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紙幣の裁断片で作った「松本城」=日銀松本支店で
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