07/06/28 00:28:05 株 BE:1523232-PLT(12240)
直方市上新入の新入ひまわり保育園(172人)が、ヒマワリの種をゴム風船に付けて
飛ばし、拾ってくれた人と交流する活動を25年にわたり続けている。今年も、風船を
拾った四国の農家からトマトが届き、園児が26日、赤く色づいた実を味わった。
この活動は、園児に遠い土地で花が咲く喜びを味わわせると同時に、拾ってくれた人
との交流を深めようと始まった。毎年3月の卒園式で3歳以上の園児約100人が、
育てたヒマワリの種と「拾った人は育ててください」と書いた手紙を風船に付け、
空へ放している。
風船は四国や中国地方まで飛び、毎年、風船を見つけた人から10通以上の手紙や
贈り物が園に寄せられている。拾った人が育てたヒマワリの写真が送られることもあり、
今も年賀状を交換している卒園児もいるという。
今回届いたトマトは13箱(約350個)で、風船を見つけた愛媛県内の農家が「ヒマワリ
の種をありがとう。みんなで食べてください」という手紙を添え、保育園に送ってきた。
園児たちは「ありがとうございます」と唱和した後、真っ赤に熟れたトマトを口いっぱい
にほお張り「おいしい」「甘い」と歓声を上げていた。
だが、風船が電線に触れて停電を引き起こす恐れがあることから、同園は今後も風船
を飛ばすかどうか、対応に苦慮しているという。日野ムツ子園長は「多くの人の優しい
心遣いで、園児たちに豊かな心が芽生えている。何とか継続できる方策を探りたい」
と話していた。
ソース
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
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