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外食時、割りばしを使わずに持参した自分のはしを使う「マイはし運動」を広げようと、
徳島市川内町婦人会（安藝美重子会長）は持ち運び用の「マイはし袋」の普及に取り
組んでいる。会員が端切れを持ち寄って約五百枚を手作りし、地域住民や町内の
保育園児らにプレゼント。「かわいい」「使いやすい」と好評で、婦人会は「気に入った柄の
はし袋で楽しくマイはしを使って」と呼び掛けている。
はし袋は、三十五センチ四方の布を対角線で二つに切り、ミシンで一部を縫い合わせて
はしを差し込むポケットを作るなどして完成。袋が汚れないようにポケットの内側に牛乳
パックで作ったカバーを付けて使う。
婦人会では、十年ほど前から料理教室や理事会での食事にマイはしを使用。
会員は木やプラスチック製のはし箱に入れて持参していたが、「カチャカチャと音がして
気になる」という声も。このため、音もせず、好きな柄で気軽に使える布製のはし袋を
安藝会長が考案した。二月から町内に二十三ある婦人会支部の有志が集まり、講習会を
始めた。
今では、会員のほとんどが活動にマイはしを持ってくるほどになった。婦人会では、はし袋
の詳しい作り方を紹介したチラシを作り、川内町民会館（川内町沖島）に置いている。
さらに町外にも運動の輪を広げようと、今月から市立木工会館（福島一）の食堂で販売
（一枚二百円）を始めた。コンパクトで使いやすいと、女性を中心に売れ行きは上々。
安藝会長は「国道沿いに飲食店が多い川内町からマイはし運動が広がり、ごみの減少と
環境保全に少しでも役立ちたい」と話している。
徳島新聞 2007/05/23 15:36
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画像：マイはし袋を手作りしている川内町婦人会員＝徳島市川内町民会館
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