07/04/04 06:00:02 BE:868980678-PLT(10250)
慶応大病院(東京都新宿区)で昨年10月に妊娠25週、体重265グラムで
生まれた女の赤ちゃんが3日、退院した。同大が同日発表した。赤ちゃんは
現在体重3000グラムを超え、母子ともに健康という。超低出生体重児(1000グラム未満)
で生存した例としては、04年に米国で生まれた260グラムの赤ちゃんに続き、
世界で2番目に小さいという。
切迫早産のため予定より15週早く生まれた赤ちゃんは、体の機能が未熟で
慢性肺疾患や未熟児網膜症などと診断された。だが人工呼吸器をつけ、
へその血管からの栄養剤補給などの治療を続け、自分でミルクを飲めるまで
成長したという。
超低出生体重児の救命率は8割といわれるが、500グラム未満の場合はかなり難しい。
米アイオワ大医学部の超低出生体重児の記録によると、世界では1938年以来、
300グラム以下で生まれて成長した赤ちゃんは10人いて、全員女の子。慶応大は
99年にも289グラムで生まれた赤ちゃんを助けたことがある。
担当の池田一成医師は「99年時の経験と、院内感染コントロールがうまくいったのが
助かった理由」と話している。
asahi.com 07/04/03
URLリンク(www.asahi.com)