07/03/27 10:14:36 愛 BE:102254999-PLT(35555)
俳優の藤原紀香さん（３５）とお笑い芸人の陣内智則さん（３３）が２月に結婚式を挙げたことで、
「縁結びの神」として全国から注目を浴びた生田神社。
足を運ぶと、平日にもかからず境内は若いカップルらでにぎわっていた。
女性３人組に声をかけると、なんと台湾から来たという。
紀香さんの結婚式は台湾でもテレビで放送されたといい、
貿易会社で働く張英慧（ちょう・えい・けい）さん（２６）は「御利益で彼ができたらいいな」と笑った。
北海道に住む若杉葉子さん（２３）は、大阪に住む彼氏（３６）と来ていた。
「遠距離恋愛中で、彼との『良縁』が長く続くようお願いしました」
同神社によると、休日になると拝殿の前には、お参りをする男女が列をつくり、
縁結びのお守りは例年の１０倍以上の売れ行きだという。ただ、この「縁結び」。
実は神社のもともとの御利益ではない。
生田神社は約１８００年前に建てられたとされる。
祭られているのは女性の神様「稚日女尊（わかひるめのみこと）」。
本来の御利益は「健康」と「長寿」だ。
ところが、神前で結婚式をする風習が広まり、生田神社でも多くの男女が式を挙げるようになると、
女神のイメージも重なって、いつしか縁結びも御利益とされるようになったという。
９５年の阪神大震災以降は、「蘇（よみがえ）る神」とも呼ばれるようになった。
本殿や拝殿が１９３８年の阪神大水害、４５年の神戸大空襲、それに震災と、度重なる災いから復活を遂げたためだ。
サッカーＪ１のヴィッセル神戸やプロ野球のオリックスが必勝祈願に訪れたことから、
「勝利の神」というイメージも浸透しつつある。
加藤隆久宮司は「神道は『八百万の神』といわれます。
人々が求めるのであれば、それも新たな神になるという寛大なところがあるのです」と話した。
境内を一回りした後、駐車場でつぼみがふくらんだソメイヨシノの木をみつけた。
「神社内で一番早く咲く桜です」と、警備員の男性が教えてくれた。
今では境内に２０本ほどを残すだけとなったが、生田神社はかつて桜の名所だったという。
江戸後期から明治初期まで、現在の生田筋にあたる参道沿いには桜並木があり、
「梅は岡本、桜は生田、松のよいのは湊川」というはやり歌もあったそうだ。
神社の周囲が繁華街に姿を変えるにつれ、桜並木は姿を消したらしい。
桜が咲く下での結婚式は雰囲気があるだろうな。そう思っていたら、加藤宮司も「桜は増やしたいですね」と言った。
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生田神社かいわい
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