07/10/06 13:21:29 0
◆【法廷から】ひどすぎるAV撮影
強姦。
この言葉を聞いて嫌な気分になる人は多いだろう。
現実はその言葉以上に醜い。
5日、強姦致傷罪に問われた栗山龍被告(43)の論告求刑公判が
東京地裁で開かれた。
論告によると、栗山被告は、アダルトビデオ制作会社の経営者として、
平成15年12月~翌年9月にかけて、4人のAV女優に対し、
「軽いレイプものを撮るんでね」と、うそをつき、集団で暴行を加えるなどして撮影。
4人に全治6~2週間のけがや精神的な障害を負わせた。
被告は、撮影したこれらのビデオをシリーズで販売、多額の利益を得ていた。
論告で耳に入ってくる言葉の多くは、
「女優は売春婦なんだから何してもいいんだよ」という被告の供述に裏付けられた、
女性の人格を無視した行為の実態だった。
1人の女優に対して20人から30人の男優が長時間にわたって暴行し続けたり、
女性の手足を縛って身体の自由を奪った後、水中に何度も顔を沈めたり、
大量の酒を無理やり口に流し込んだり…。
女優が演技ではなく、本当に苦しみ嫌がる姿を映像にすることで、
売り上げを伸ばしていた。
撮影前の打ち合わせ内容とは異なる過激な撮影に、被害女性は
「お願い、もうやめて」「ごめんなさい、家に帰りたい」と懇願したが、
撮影は続行された。
法廷で朗読された被害者の供述調書では、女性らは
「本当に殺されるかと思った」「今でもお風呂につかることができない」と
その恐怖を語った。
この日、検察官は「被告は首謀者であるにもかかわらず反省の態度が
見られないばかりか、経済的利益の追求や売名効果をももくろむという
犯行動機は、自己中心的で身勝手。
到底、酌量の余地はない」として、懲役20年を求刑した。
が、被告は薄ら笑いを浮かべていた。
検察官の言うように反省の態度は見られなかった。
強姦致死傷罪は、約1年半後に迫った裁判員制度の対象事件になっている。
女性の心までをも傷つけるこうした卑劣な犯罪に目を背けず、
心してかかりたいものだ。次回弁論は10月22日。
MSN産経ニュース 2007.10.6 11:25
URLリンク(sankei.jp.msn.com)