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高級ブランド地鶏「名古屋コーチン」として売られている生肉や加工品の一部に、名古屋
コーチン以外の肉が含まれていることが、独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」
(茨城県つくば市)の調べで分かった。市場に流通している生肉と加工品計90点を
DNA検査したところ、銘柄以外の肉の混入は約2割にあたる19点にのぼった。
同機構の畜産草地研究所(つくば市)が、少量の肉片に簡易な実験を施すだけで、名古屋
コーチンかどうかを判別できるDNA検査法を開発。同研究所の高橋秀彰主任研究員らが
この検査法を使い、今春から半年間かけて市場調査した。
名古屋市内や首都圏の百貨店、精肉店、飲食店などから、名古屋コーチン普及協会
(名古屋市天白区)が発行する認定シールが張ってあるか、原材料名に「名古屋コーチン」だけが
表示されている生肉50点、加工品40点を入手。生肉のうち6点、焼き鳥やミンチなどの
加工品のうち13点から、別の肉が検出された。
高橋主任研究員は「(混入という)病巣は深い。この検査法を使って、もっと細かく調べていけば、
流通のどの段階で別の肉が混ぜられたのかを突きとめることも可能だ」と話している。
(ソース10/1)URLリンク(www.asahi.com)