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女子学生二人にセクハラ行為をしたとして、立正大学(高村弘毅学長)が社会福祉学部の
男性教授(54)を懲戒免職処分にしていたことが二十三日、分かった。
教授は自身の行為を反省し、女子学生に謝罪文を提出している。
大学によると、教授は昨年十月下旬、熊谷キャンパスにある自分の研究室で、
四年生の女子学生に一対一でピアノの実技指導中、学生の姿を写真撮影。
その際にシャツをめくり上げさせるなど不自然に肌を露出させた。
教授は「指導の参考にするため写真をホームページに載せたい」と説明したという。
また十一月、別の四年女子学生にもピアノ指導中に肌を出させたり、腹式呼吸の指導として
肌に直接触れたりした。
さらに履歴書の指導として、この学生と熊谷市内のレストランで二人きりで食事をした帰り、
学生が車から下りようとした時にキスを迫ったという。
最初の学生の申し立てを受けて大学は十一月初め同学部内に調査委を設置。
双方から事情を聴いていたが、教授が二人目の学生にキスを迫ったのは聴取を受けた
後だったことが判明した。
教授は十一月から授業に出ていない。
処分は一月二十四日付で、規定により三十日の異議申し立て期間が認められているが、
本人から異議は出なかったという。
同学部長で調査委員長を務めた矢沢圭介教授は「同じ行為が繰り返されたことを重視した。
今後は指導の上で、教員と学生の接し方を見直していきたい」としている。
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