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女性のバッグをひったくったとして、警視庁昭島署巡査部長吉川誠治容疑者（４０）が逮捕された事件で、
同容疑者が麻布署の調べに対し、「魔が差した」と供述していることが６日、分かった。
同容疑者は麻布署内でビール２缶を飲み、署を出る際には「あすからまた頑張ろう」と話しており、
同署は詳しい動機を追及している。
調べによると、吉川容疑者は５日午後８時５分ごろ、東京都港区六本木のビル内で、練馬区の女性（３４）の
後ろから近づき、ショルダーバッグ（現金６万円入り）をひったくった。
これまでの調べに、同容疑者は「仕事でむしゃくしゃしてやった」と供述。周囲は「勤務態度に問題はなく、
そんなことをするとは思えなかった」と話しているという。
吉川容疑者は１９９０年４月、警視庁に採用され、２００６年７月に昭島署に配属。９月から同署刑事組織
犯罪対策課で盗犯捜査に従事したが、今年６月６日から韓国人窃盗団の捜査のため、麻布署に応援に来ていた。
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