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「コリアン・メジャーリーガー」がついに全滅した。メジャーリーガーの25人枠に
名を連ねていた金炳賢(キム・ビョンヒョン)=アリゾナ・ダイヤモンドバックス=が
16日(韓国時間)、「戦力外通告」されたのだ。ダイヤモンドバックスに移籍してから
わずか12日目のことだった。「戦力外通告」とは、球団が選手との契約を解約することを
意味しており、事実上の放出にほかならない。戦力外通告された選手は、10日以内に
他球団に移籍することができるが、そうでなければダイヤモンドバックスとマイナー契約を
結ぶか、自由契約選手(FA)となる。
金炳賢の放出で現在メジャーリーグで活躍している韓国人選手は1人もいなくなった。
1996年に朴賛浩(パク・チャノ)がメジャー・デビューを果たして以来、初めてのことだ。
2003年には一時、朴賛浩、金炳賢、崔熙燮(チェ・ヒソプ)、徐在応(ソ・ジェウン)、
奉重根(ボン・ジュングン)、金善宇(キム・ソンウ)の6人が活躍していたものの、
今では1人も残っていない。故障者リスト入りしているシアトル・マリナーズの
白嗟承(ペク・チャンスン)は、米国国籍を保有している。一方、日本人選手は11人が、
台湾人選手は3人が、現在それぞれメジャーリーグに選手登録されている。
メジャーリーグから韓国人選手が姿を消すようになったそもそもの原因は、
成績不振にある。金炳賢は移籍後の2試合で2回と3分の2を投げ、実に9点も献上した。
ヒューストン・アストロズ傘下の朴賛浩はもちろんのこと、サンフランシスコ・ジャイアンツ
傘下の金善宇、タンパベイ・デビルレイズ傘下の柳済国(リュ・ジェグク)らマイナーリーグで
活躍している選手らも、メジャー昇格するほどの成績を残していない。こうした中、唯一
それなりの成績を残しているデビルレイズの徐在応は、球団スタッフとの不仲説がう
わさされているほか、クリーブランド・インディアンスの秋信守(チュ・シンス)はリハビリに
専念している。結局、直接的な原因こそ違うものの、すべては自身の管理に問題がある。
この先、韓国人メジャーリーガーが増えていく可能性はそれほど高くない。
現在マイナーリーグで活躍している韓国人選手は、金炳賢を除いて計10人。
朴賛浩をはじめとするメジャーリーグ経験者のほか、ナム・ユニ(テキサス・レンジャーズ)、
チョン・ソンギ(アトランタ・ブレーブス)、イ・シモン(シカゴ・カブス)、カン・ギョンドク
(デビルレイズ)、チョン・ヨンイル(ロサンゼルス・エンジェルス)などがプレーしている。
このうち、近い将来メジャー昇格する可能性の高い選手は、徐在応と秋信守だけだ。
金炳賢はダイヤモンドバックスとのマイナー契約を拒否。FA宣言して新たな移籍先を
探すという。日本進出を検討するのではとの推測もあるが、これには金炳賢自身が
不快感をあらわにしている。ひとまず古巣のフロリダ・マーリンズに復帰する可能性も
取り上げられている。しかし、今シーズン6勝6敗、防御率5.23の金炳賢が、以前の
球威を取り戻すことができない場合、球団をとっかえひっかえ渡り歩く「ジャーニーマン」
にもなりかねないだろう。
朝鮮日報
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