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ソウル中央地検・刑事第2部(朴珉豹部長)は3日、最近広がっているトウモロコシ茶・麦茶の
ブームを利用し、肥料・動物飼料用のトウモロコシなどを輸入、食品加工メーカーに
売ってきた輸入業者、ソン某容疑者(38)を拘束起訴したことを明らかにした。検察は
また、この不良原料をトウモロコシ茶・麦茶・はったい粉などに加工し、市中に販売した
食品加工メーカーの社長2人と飼料用の大麦をこれら食品加工メーカーに供給した
大企業D社の関係者ら14人を在宅起訴する方針を決めた。
検察によると、ソン容疑者らには、04年1月から今年4月まで米国・中国などで輸入、
韓国に運送される過程で腐敗し「飼料用」より低い等級の「肥料用」へと用途が変更された
外国産トウモロコシ4400トンを、安価で買い入れた後、食品加工メーカーに供給した容疑が
もたれている。 また、大企業D社などは、動物飼料用の大麦400トンを飼料会社ではなく
食品加工メーカーに売り払い、動物飼料が麦茶に化けて売れるのを、事実上ほう助した
容疑を受けている。検察が取り調べたところ、ソン容疑者とD社などを通じて、食用の茶に
製造され、市中に流通した肥料・飼料用原料の量は、現在まで把握されただけでも
動物飼料用の大麦が350トン、肥料用トウモロコシが500トンで、全部で850トンに
のぼり、市価で10億ウォン分を上回ることが分かった。
検察は「今のところ大手飲料メーカに不良原料が流入したこん跡はないが、
輸入穀物の流通過程に対する追加の捜査が必要だ」としている。
一方、最近トウモロコシ茶・麦茶などが健康飲料として流行し、大手飲料メーカーなどが
トウモロコシ・麦などを原料に使うことによって、韓国産トウモロコシの公売価格が昨年
1キロ=460ウォンから今年1450ウォンへと、約3倍急上昇するなど品切れ現象を見せている。
ソース 東亞日報 2007/08/04 03:39
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