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【大阪】8月から大阪市で開かれる世界陸上選手権や、このところの円安などの
影響で海外からの宿泊客が増え、ホテル客室内で文化の違いが引き起こす
「におい」の問題が発生、その対策として、客室用に家庭用空気清浄機を購入する
ホテルが急増している。比較的安価で持ち運び可能な家庭用空気清浄機の
脱臭効果にホテルが着目した結果で、家電メーカーは「2けたの売り上げ増も」と
追い風にホクホクだ。
大阪市の世界陸上推進室によると、大会には海外から数万の観戦者が来阪。
欧米を中心に海外では非喫煙が主流であるため、指定された禁煙室で対応できない
場合、清浄機を貸し出し対応する。外国人向けに「世界陸上大阪宿泊プラン」を
設定している同市内の外資系ホテルは、今月下旬、ダイキンから約50台の
家庭用空気清浄機を購入し、計60台に増強する予定。同ホテルでは全室の
約2分の1が禁煙室だが、「足りないときも要望に応えたい」(同ホテル)という。
大阪府吹田市内のビジネスホテルも同様の理由で、シャープから既に90台
購入した。同ホテルは主要都市の駅前に約30カ所展開していて、他にも同社製を
5カ所に計約800台設置済み。今後も順次増やす方針という。
また、円安ウォン高を背景に、韓国からのゴルフツアー客が増えている九州では、
韓国人客が食べ慣れたキムチを客室に持ち込むことが多く、「キムチの強い残り香は、
日本人には不評で、部屋の変更を求められることもしばしば。しかし持ち込みを
禁止して、韓国人客に逃げられたくない」(長崎市内のホテル)と、140台の購入を
決めた。
日本への外国人入国者数は昨年、約810万8000人と3年連続で過去最高を記録、
今年も更新する見通し。シャープは「今年のホテル向け需要の前年比2けた増は
間違いない」。キタとミナミのビジネスホテルに納入実績がある松下電器産業は
「底堅い成長だ」、ダイキンも「好調に推移」と話している。【松本杏】
毎日新聞
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