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フジテレビは29日、取引先との会合費などと偽って同社に不正請求し、913万円を私的に流用して
いたとして鈴木哲夫前報道局長(54)を同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。
また、管理責任を問い、報道担当の小櫃真佐己(おびつまさみ)常務を減俸3か月の処分にした。
不正請求は、東京国税局の税務調査で明らかになったもので、同社は、鈴木前局長の私的流用分
も含めて2006年3月期までの3年間に約2億円の所得隠しを同国税局から指摘され、追徴課税
(更正処分)された。申告漏れ総額は約7億1000万円で、追徴税額は重加算税を含めて約2億3000万円。
同社はすでに全額納付した。
同社によると、鈴木前局長は04年5月~今年3月、白紙の領収書などを使って、取引先を接待した
ように装うなどして経費を不正に請求していた。不正請求は3月末に発覚、前局長は同社の調査に
「私的な飲食に使った」などと認めたため、同社は4月、局長職を解任した。流用した913万円は
返済されているが、同社は「刑事告訴についても検討中」としている。
鈴木前局長は1976年に入社。01年から報道センター室長、05年6月から報道局長を務めていた。
29日に記者会見した豊田皓社長は、「報道の要職にある者がこのような不正を行い、大変重く受け止めている」と謝罪した。
このほか、同社は、取引先やテレビ番組出演者などとの飲食費を経費として処理していたが、
同国税局では一部について経費とは認められない「交際費」と認定。さらに、海外子会社に
支払った番組購入費が通常より割高で、子会社支援のための「寄付金」にあたるとして、
それぞれ所得隠しを指摘したという。
ソース:(2007年6月29日20時38分 読売新聞)
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